みつです。
うちのミニピンは、耳を切る断耳(だんじ)というのはしていません。
―断耳をしていない耳の状態とは―
断耳をしていない耳は、垂れていたり、立ってもあまり綺麗に立たないことが多いみたい。
我が家のミニチュアピンシャーのように、片方の耳だけ垂れてしまうことも結構あります。
これはこれで可愛いので飼い主は満足しているんですけどもw
ちょっと思うのは、ミニチュアピンシャーのように超小型に分類される犬種の場合、頭の大きさに対して耳が大きく感じます。
短毛種なのもあって、顔のラインがすっきりしすぎているから耳の大きさが余計に気になるのかもしれません。
正面から見ると、いつも「うん、でかいな」って思いますw
断耳のメリットとは
断耳すると、左右均等に綺麗に立つ耳になります。
そして、耳も小さくなります。
縦に割って、およそ半分になる印象です。
また、犬種標準に定められたその犬種らしい、スタンダードな姿になることができます。
断耳した耳は、空に向かってまるで角のように立ち上がります。
あまりに鋭すぎて、ちょっと強気な印象になるかも!
耳が綺麗に立つようになると、見た目の雰囲気がガラリと変わります。
強気な印象もそうだし、
活発さ
たくましさ
といったところもプラスされてくるかも。
ただし、これはあくまで外見の話。
見た目が変わるだけで、中身まで変わるかって言ったら、、、答えはNOです。
断耳したいのもさせるのも、犬を管理している人間の判断なので。
テレパシーでもない限り、犬がその意思を汲み取ってくれるわけがありませんよねw
断耳のデメリット
正直どちらかというと、メリットよりもデメリットのほうが多いです。
主に手術に関する話になりますが、なんせ耳を立たせるためだけに麻酔を使って余分な部分をメスで切り取っちゃうわけなので、悪いことのほうが多くなるのは自然なことかと思います。
はっきり言って、犬にとってはただ痛いだけです。
手術中の麻酔が効いている間はいいけれど、麻酔が切れてからの術後数週間は激痛との闘いになるはず。
人間だってそうですよね?
手術の経験がある方は過去の記憶をたどれば簡単に想像できると思います。
ちょっと動かしただけで、ズキっと痛みますよね。
私は局部麻酔で足首を12針縫合してもらった経験があるんですが、糸が引っ張られる感覚も嫌だったけど、施術後の痛みが本当に辛かったです。
とくに翌日の消毒が地獄でした。
まだ傷口からの体液駄々漏れ状態ですから、丸椅子の上で跳ねちゃうほど痛かったです。
術後1週間くらいの間は、傷口からの感染症予防のために消毒が必要です。
獣医さんの指示にしたがって、しっかりケアをしてあげてください。
また動物は、自分の身体に異物感や違和感を感じると、気になって引っかいてしまうことがよくあります。
断耳の手術後は、木のようなもので耳を支えて包帯で固定します。
耳がピンと立つようになるまで、最低でも3週間、長ければ8週間はこのまま。
この状態、犬にとっては物凄いストレスになります。
飼い主さんが見ていないところで外してしまう可能性もあるので、場合によってはエリザベスカラーとセットになることもあるかと。。。
立ち耳が出来上がってからは、犬にとって多少違和感が残ると思います。
けど断耳は生後7~12週の時期に行うのが一般的ですので、成犬になるころには落ち着いてるんじゃないでしょうかという私の推察。
ひとつ個人的に心配なのは、メンタル的な部分です。
獣医さんに対して異常なまでに怯える、
耳を触られるのを極端に嫌がる、
といったもの。
断耳は目も耳もはっきりしてから行われる手術だから、とてもショッキングな記憶が犬に残ります。
トラウマにならないといいけどなっていうところ。
まとめ
今回は、断耳のメリットとデメリットについて触れてみました。
メリットは、
・綺麗な立ち耳になる
・耳が小さくなり、顔の大きさとのバランスが良くなる
・見た目が強気、たくましさ、活発な印象になる
・犬種標準
デメリットは、
・術後の痛み
・1週間、感染症予防の消毒が必要
・耳を固定する包帯などのストレス
・耳への違和感
・手術の記憶とトラウマ
文章にすると長くなってしまいましたが、最後はすっきり箇条書きにしてみました。
どちらかというとデメリットのほうが多そうな断耳。
生後7~12週に行われるのが一般的ということで、ブリーダーさんよりも飼い主さんの判断で行われる場合がほとんどだと思います。
犬にとってのリスクも踏まえたうえで、真剣に検討していただきたいところです。
ではまた!
みつ