みつです。
愛犬家なら毎年考えるであろう、狂犬病とフィラリア、そしてマダニの予防。
どれも深刻なもので、狂犬病に至っては国から義務づけられるほどです。
フィラリアは、犬の命にかかわる感染症。
それに対するマダニとは、人間の命にかかわる病気の原因となります!
マダニと出会う場面
お散歩へ行く犬は必ずと言っていいほど草むらを歩きます。
そのときにマダニが犬にくっついてしまう、というのは非常によくあるケース。
一昨年のことですが、うちのミックス犬にも一度だけマダニがついているのを発見したことがあります。
主人が見つけたので私は目撃していませんが、聞いた時にはびっくりしました。
まさか近所で散歩しているだけでマダニがくっついてしまうなんて。。。
私たち夫婦と2頭の犬が住んでいる三重県内では、昨年2015年に初めてマダニの被害者が出たそうです。
動物病院で教えてもらいました。
マダニは西日本で大きく騒がれていたようですが、年々活動範囲が広がっているみたい!!
マダニの感染源
ただ、私たちが獣医さんから教わった事がもう一つあります。
マダニは犬から人へたどり着いていくものっていう認識で間違っていないけど、犬と触れ合っていなくても感染するケースがあるということです。
たとえば、山の中でキャンプへ行った。
草にあふれた畑で農作業をした。
こういった行動でもマダニを拾ってしまうことがあります。
ようは、マダニはどこにでもいるということ。
そして、犬を飼っている人は自分が草むらに入っていなくても、犬が入ってしまう。
犬をきっかけにマダニに噛まれることがある、という点から犬に予防薬を投与するという習慣が出来たようです。
マダニの悪影響
ちなみに、犬自身には人間ほど危険な悪影響はないみたい。
といっても、吸血はされるので貧血を起こしたり、かゆみが出るといった症状はあるので全く問題ないわけではありません。
しかし人間がマダニに噛まれると、最悪死に至ります。
犬よりむしろ人間の方がマダニに警戒すべきです。
人間がマダニに噛まれて起こる病気は、重症熱性血小板減少症候群。
通称、SFTSというそうです。
2011年に中国の研究者たちによって発表された感染症らしいので、とっても新しいものですね。
SFTSは、6日〜2週間の潜伏期を経て様々な症状が現れます。
例えば以下のようなもの。
発熱、
食欲低下、
吐き気、
嘔吐、
下痢、
腹痛
頭痛、
筋肉痛、
意識障害や失語などの神経症状、
リンパ節腫脹、
皮下出血や下血などの出血症状、
なんと人間の致死率は6.3〜30%!!!
恐ろしすぎます!!!
マダニへの対策とまとめ
マダニに噛まれたと思ったら、急いで皮膚科の病院へ行きましょう。
無理にマダニを引きはがそうとすると歯が体内に残ってしまうことがあります。
また、蚊のように潰してしまうと感染症のリスクも上がってしまうんだとか!!
万一、応急処置が必要な場合にはピンセットなどで口元から慎重に剥がすこと。
火を近づけたり、アルコールをつけて窒息させるという手段もあるようですが、どれも素人がやると失敗しそうですね(; ・`д・´)
こんな怖いマダニの餌食にならないためには、出来るところから予防対策が必要です。
まずは草むらへ入る機会が多い愛犬から予防をしてみませんか。
以上、マダニの危険性と予防の必要性についてでした!!
犬にとっても吸血されたりかゆみがでたりするわけで良いことなんてありませんから、飼い主さんと一緒にぜひ対策してマダニから護ってあげてくださいね。
みつ